2011年12月08日

架構の打ち合せ

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構造材の一部が搬入されたとの連絡をもらい、架構の打ち合わせで下小屋まで出向きました。
昨年秋に伐採し、今年の1月に製材して乾燥されていた材が納入されています。飯能で採れた材で、西川材と呼ばれるものです。
一等材という発注ですので、製材品に節があるのはしかたのないことなのですが、節が無いあるいは少ないと、良かったなあと思います。伐採した山での手入れや管理の状況、市場での取引時のランク付けなど、木との偶然の出会いで決まってしまうところもあるため、今回は比較的良い材を出していただけたようです。ありがたい!
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棟梁とは架構模型をみながら、差鴨居や足固めの納め方、貫と他材との干渉状況などがあるかないかなど確認し、部分的に修正しながら方針を決めていきます。

延べ9坪とかわいらしい住宅となりますが、架構要素のすべては規模の大きさを問わず存在していますので、その検討べき内容はかわりません。

落し込み板壁などもあり、むしろ検討要素は多いかもしれません。
下小屋では、来年2月の中旬まで刻み作業が続きます。 
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[2011.12.08]


posted by 太郎丸 at 19:50| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

冷たい雨の中で地鎮祭

師走に入り今年も残すところ僅か。
今日は、この季節でも一番寒い日となり、僅かでしたが朝から冷たい雨も降るといった天候となりました。
青梅の現場では本日、大安で地鎮祭の予定。

外で行う祭事は天気の影響が一番ですが、朝から現場の様子が気がかりな天気予報。
本降りにはならない感じでしたので予定通りということで現場に向かいました。s2011_1201_ 025.jpg
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雨をしのぐための工夫は棟梁がしてくれ、助かりました。
細い角材とビニールシートを使って、ハイブリッドな仮設テントの完成です。
その中に竹を立って祭場が設営され、祭事は雨に濡れることなく無事に終了。


この仮設テントは、シートのテンションと角材のしなりとがうまくバランスしていて、ハイブリッドの軽構造ですぐに片付けるには少し惜しい感じの造形でした。

この日は、祭事の後の直会が終わってから、建て主さんと共に、材木店の見学と棟梁の下小屋に置いてある大黒柱を見に行き、その大きさを確認してきました。


年内には、基礎のコンクリートまで終えられるとよいのですが、まだ天気が影響する工程となりますので、こればかりはお天道様まかせです。

[2011.12.01] 

posted by 太郎丸 at 23:40| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

壁土を仕込む・・・水合せ

壁に土を塗るということとなると、その土を用意しておく必要があります。
敷地に余裕があれば、あらかじめ土を置いておける(寝かせる)場所を確保し、そこに仮設でこね場を作ります。
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まさに、ここでは土をこねる作業をしますので、囲いはそれなりにしっかりとつくる必要があります。
そこに、土と藁を入れて小型の耕運機を使ってこね合せていきます。これを水合せと言いますが、かつての民家などの工事では、土壁塗りは結いというコミュニティでそれぞれが労働力を出し合って行っていたと言います。
皆で足で踏みながらこね合せていたのでしょう。


工程の詳細は、建て主さん自らがブログにまとめられていますのでそちらをご覧いただく方がよろしいでしょう。 




生コン屋ならぬ泥コン屋といって、壁土用の土を建材として販売している地方もあります。それだけ需要があるということでしょう。
壁土に使う土(粘土)は地域によって、その組成も違います。また、混ぜ合わせる藁の量や寝かせる時間によっても壁土としての特性は異なると言われています。

また、寝かせる時間で、藁は発酵し、分解して繊維化し、土のつなぎの役割をします。寝かせる時間が長ければ、藁は溶けてしまい、必要に応じて藁を追加することになります。
藁が分解することによって、鏝のびがよく施工性が向上するようです。また、分解してできた有機成分が雨などに対する耐久性を高めるとも言われています。


では、どのくらい寝かせるのがよいのか。ある大工棟梁は3年以上でないとダメといいます。実験などの結果からは、構造的には寝かせる時間はあまり関係ないとも言われ、判断に苦しむところです。

ベテランの左官の親方からは、土用を一度は越さないといけないと聞いたことがあります。土用は、土用の丑の日の土用で節季の一つで、年4回ありますから単純に考えれば、3ヶ月程度となります。季節によって気温も異なりますが、状況は変わると思いますが、この考え方は一つの判断としては妥当ではないかと思っています。
藁が土に適度に溶け込み、一定の作業性が得られる状態であることが必要な条件と考えてよいでしょう。
今回は、来年暖かくなったころから、壁を塗り始める予定ですので土用を越えることになります。


土や小舞の材料は、江原官塑の江原さんにお願いしました。
施工までお願いできればよかったのですが、今回はセルフビルドも家づくりの大きなテーマでしたので、作業のアドバイスなどもお願いしながら、ある意味で贅沢な材料の頼み方になっているかもしれません。

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下地となる小舞竹もその一部を先に届けてもらっています。これで、小舞掻きのトレーニングをする予定です。
[2011.10.29]

posted by 太郎丸 at 16:43| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月30日

SS試験(地盤調査)

地盤調査は建築を建てる場合に必須の項目になっています。東日本大震災でも地震による木造建物被害がマグネチュードの大きさに比して少なかったとされていますが、斜面の崩落や液状化など地盤の不具合によって建物被害を受けた例+は多数見られました。

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s2011_0818_013.jpg夏の暑い時期にSS試験を行っています。最近のSS試験は全自動の調査機が使われることが多くなりました。
オペレターが一人でも調査が可能であるということが大きな理由と考えられます。
試験データにもばらつきも少なくなるということもあるでしょう。
立ち会っている方からすると人力の場合のほうが、錘の垂下の様子などが見ていて分かりやすいという利点はあったのですが。 

ここではいたって良好な地盤として評価されました。
住宅瑕疵保険の申込みの書類としても調査報告書が求められています。ますます、地盤の確認が重要な事前調査となっています。

[2011.08.18]
posted by 太郎丸 at 16:33| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(動画)架構模型で建て方シミュレーション

架構模型で建て方のシミュレーションをしてみました。
posted by 太郎丸 at 15:45| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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