2011年12月16日

水盛り遣り方・・・建物の位置基準を決める

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水盛り遣り方は建物の基準高さと建物位置を決める重要な工程です。
水盛りについては、ここの絵巻で解説しているように、水を使って水平を出していたことに由来しています。敷地は若干傾斜していることもあり、降雨時に水溜りもできるなどの状況があって、現状地盤よりも幾分高い位置にGLを設定しました。
地盤調査の結果からは、表土のすぐ下でも良好な地盤の状態となっていることもあっての判断でもあります。
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敷地は若干傾斜していることもあり、降雨時に水溜りもできるなどの状況があって、現状地盤よりも幾分高い位置にGLを設定しました。地盤調査の結果からは、表土のすぐ下でも良好な地盤の状態となっていることもあっての判断でもあります。

ベンチマーク(B.M.)は向かいのマンションの花壇の立ち上がりの天端に設定しました。
水平基準を追いかける場合に、最近ではレーザーレベルを使うことが多いため、ピッピ、

ピッピ、ピピピピ〜と検地音がこの作業のお決まりの音となったような感じです。
B.M.から○○ミリ上がりを遣り方天端とし、そこから△△ミリ下がりを基礎天端とすると決めれば、建物の高さ基準は、B.M.からいつでも追いかけることができるので、レーザーレベルがあれば、高さの水平基準出しは容易になって、いつでもできるようになっています。 

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遣り方には敷地に対する建物位置の決定というもう一つの役割があるので、無くなることはないでしょう。この方法は古より変わっていません。使う計測道具は変わっても工法の原理はそのまま今でも、これからも変わらないでしょう。
建物位置を決定する際に最も重要なことは、梁間、桁行きの直交する通り芯を正確に遣り方貫上に落とすことです。トランシットなどを使うこともありますが、ここではカネピタ。3:4:5の比で三角形を作くる大矩(おおがね)も最近はなかなか見ませんね。
カネピタは商品名で「矩がピタッと出せる」という意味だと思います。二つの二等辺三角形の頂点と底辺の関係から直角を求めるという原理は単純です。
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来週から土工事が始まります。師走も年の瀬へと押し迫ってくると、天候に左右される工程だけに天気予報が気になります。
予報では、この1週間は太陽が出てくれそうです。
[2011.12.16]

posted by 太郎丸 at 17:05| Comment(0) | 小さな木組みの家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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